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学長室の窓から
第21回 恩師の追悼録について
昨年の夏に刊行された恩師の追悼録『追想 斎藤美洲』の企画・編集に係わる機会があった。東京教育大学文学部英文科に在籍中、筆者は斎藤美洲先生に4年間クラス担任としてお世話になり、その後、大妻女子大時代には、数年間同僚の栄に浴すという縁もあった。先生の13回忌を期に、先輩の呼びかけに賛同して、刊行会を立ち上げ、かつての同僚・教え子・家族から45編もの寄稿を得て、182ページの瀟洒な本に仕上げることができた。その冒頭に、先生の「雑学のカリキュラム」という文章を再録した。その趣旨は、英文学を本格的に学ぼうとする者は、基本的勉強として、西洋文明史のキー・フェイズである17世紀の勉強を広く行うことが必要だというものであり、いわば先生の学問の立脚点を述べたものである。筆者は、「基本が大切だ」という教えと受け止めている。本学の「リベラルアーツ」に通じるものがあると実感している。
2010-2-1 記