大学案内
学長室の窓から
第22回 もう一人の恩師のこと
前回の斎藤美洲先生はクラス担任であったが、4年間同じようにお世話になった方が、外山滋比古先生である。学部2年生の時に、Geoffrey ChaucerのThe Canterbury Tales を原文で教えていただいた。今なら、大学院の演習クラスのレベルであったと言えよう。筆者は、先生の初期のご著書である『修辞的残像』や『近代読者論』の原稿段階から、その内容を講義等で伺っていたので、半世紀にもわたる読者ということになる。外山先生は、1923年のお生まれなので、80歳も半ばを過ぎているというのに、未だ矍鑠として、現役で執筆活動を続けておられる。つい最近も、『自分の頭で考える』(中央公論新社)と『忘却の整理学』(筑摩書房) を立て続けに出版された。周知のように、2008年における東大・京大の生協でのベストセラーとなった『思考の整理学』の著者である。これを機会に、本学の学生諸君にも是非一読をお勧めする次第である。
*図書館には、『修辞的残像』(801.6‖To79)、『近代読者論』(904‖To79)、『思考の整理学』(141.5‖To79)、『自分の頭で考える』(141.5‖To79)、ほか外山先生の著書がたくさん所蔵されています。( )内は請求番号。
2010-2-15 記